about-huette

静かな宿駅に降り立つとあたりは静かで薄暗い森。
そこにポツンと小さな灯を見つけてホッとする。

そんな情景を想い建てた私たちの塩狩ヒュッテ。

かつての「天塩の国」と「石狩の国」の国境であることから名付けられた「塩狩峠」という地名。この峠は天塩川水系と石狩川水系の分水嶺でもあります。
ここには三浦綾子さんの小説「塩狩峠」で綴られた物語があり、かつては「塩狩温泉」で賑わった時代もありました。
「ここに再び明かりを灯したい」という想いから、私たちはこの土地に宿を作る計画を始めました。
そして2013年6月に夢の塩狩ヒュッテが完成。
せっかく旅人さんたちが来てくれるのに、普通の建物ではつまらない、と宿主が設計から手掛け、手造りの丸太小屋をにしました。建材には北海道雄武町産のトドマツの丸太を使っています。
すぐそばにJR宗谷本線「塩狩駅」。宿のすぐ横を汽車が走ります。
いつもは鳥や動物たちの声しか聞こえない森の中にある塩狩ヒュッテでは、ときどき通る汽車のゴトンゴトンという音と振動は心地よくさえあります。

街の喧騒から逃れ静かな自然の中に身を置きたい。そこに温かな灯があればもっとよい。

私たちが趣味の山登りをよくしていたころ、長い長い山道を歩き続け、ようやく山小屋の小さな灯を見つけたとき、心からホッとしたことを思い出します。
塩狩ヒュッテもそんな小さな明かりを灯し続けていければ、と思っています。

* 読書をされる大人の方は、一度「ユースホステルに託した夢 リヒャルト・シルマン伝」という本を読んでみて下さい。当館の看板ロゴには、共感と尊敬のおもいから、リヒャルト・シルマンさんの手書き文字を使わせて頂きました。(ドイツのご息女から提供して頂きました。)


マネージャー

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塩狩ヒュッテのマネージャー(ペアレント)夫婦

合田康代 Yasuyo GODA

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大阪府河内長野市出身。京都女子大学 英文学科卒業後、生命保険会社にて営業員として勤務。その後、カナダのホテルにて1年間、宿泊業の実務経験を積む。2001年より大阪の輸入商社で貿易部門の責任者として活躍。2012年2月に和寒に移住。趣味は旅行とハイキング。子供が3人。
2020年に乳がん手術を経験。現在ホルモン治療中。

資格

  • 食品衛生責任者
  • TOEIC 985点
  • ジュニア野菜ソムリエ
  • スキーJAS1級
  • 運転免許 (普通)

合田俊幸 Toshiyuki GODA

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1975年4月22日地元和寒町(わっさむちょう)生まれ。名寄工業高等学校と日本工業大学で建築を専攻。初就職は1998年スウェーデン企業の東京オフィス(ネットワーク機器メーカー、国外との共通語が英語)。2002年カナダに渡りログハウスメーカで活躍(コンピュータエンジニア・セールスプロモーション)。2003年より大阪の商社(電気部品)で営業員として活躍。2012年2月和寒移住。塩狩ヒュッテを建築。趣味は国内外の登山、DIY。
2018年にパーキンソン病を発症。進行性の難病で現在も闘病中。(感染症ではないためうつることはありません)
病気の症状で動作が緩慢になったり、表情が硬くなったりします。温かい目で見守っていただけますと幸いです。

おもい
人と人が行き交い、夢を育み、新たな気持ちで旅立って欲しい。そういう場を提供したい。/2009年7月4日(土)

資格

  •  北海道アウトドア講習
  •  ユースホステルマネージャー養成講習(2009年11月)
  •  第2種電気工事士
  •  甲種防火管理、防災管理
  •  危険物乙4、消防設備士乙7
  •  4級アマチュア無線技士
  •  運転免許 (普通、大特、普自二)

構想:

塩狩開湯百年記念

入浴剤再現へ参加者募る

塩狩の冷鉱泉は1921年ごろに発見し、湯治場を建てたのは23年。つまりこの2021―23年は開湯百年記念期間なんです。

入浴施設は05年9月までの営業でしたが今でも惜しむ声が絶えません。湧出地はありますが、送水、貯水小屋、貯水槽などを設けるのに300万円くらいはかかるでしょう。

一方で、温泉分析書を元に入浴剤を作る方法があります。もう試作品もあります。ただ、この場合の課題は製造ロットが25g入り8000包という点です。

そこで例えば、1口1万円の基金を出し合って132口集まれば作る。1口につき60袋をお渡しする。という方法を考えています。

クラウドファンディングのプラットフォームを利用する方法もあるかもしれませんが、対応が忙しいので、合わないかなと考えています。

/2021年04月08日