しおかりキャンドルナイト2023

2023年のしおかりキャンドルナイトは終了いたしました。
 
開催日 2023年2月28日(火)
    点灯式は午後5時30分「長野政雄氏殉職の地」石碑前。
行事名「映画塩狩峠50周年・塩狩駅100年目記念 しおかりキャンドルナイト」
主催 塩狩ヒュッテ
協力 塩狩峠記念館友の会
 
 
 映画塩狩峠は1973年3月に北海道ロケ開始、12月公開の作品ですが、昨年、リマスターされたほど大切にされている作品です。作品制作に関しては塩狩峠記念館で知ることができます。記念館は冬季休館ですが、2月28日は午前10時から開館予定です。
 
 塩狩駅は1924年11月25日開業で、2023年は100年目となります。駅の維持費は和寒町が負担し、その費用は寄付によって支えられています。
 塩狩でのアイスキャンドル点灯は、塩狩温泉によって1990年に始まったようですが、2005年の塩狩温泉休館により、開催が難しくなりました。しかし、13年に塩狩ヒュッテができたことで14年に再開。そこから数えて今回は10回目となります。
 
 氷制作の作業日時は2月7、14、21日。いずれも火曜日の午前10時―正午。場所は塩狩ヒュッテ近くのビニルハウス。作業内容は、バケツに水を入れる、バケツから氷を抜く、氷から水を抜く、氷を削る。数は、1909年2月28日からの年数にちなみ114灯。
 
 この時期は、日中でも気温が氷点下であることが普通なので、凍らせたり、氷を保管することは難しくありません。ただ、現在の工程では、バケツの中の水が水であるうちに水を抜くという作業が必要です。気温は毎日違うので水を抜くタイミングも決まっていません。凍り過ぎるとキャンドルをおさめる空間がなくなってしまったり、バケツが割れたりします。空間をほるのも容易ではありません。例えば、器のような型を伏せて重りを付けて、バケツの底に沈めておけば、空間はできそうですが、バケツを割る力(水が氷になる際の膨張)が都合よく器で吸収してくれない気がします。ならば型全体をシリコンで作ってはどうかとも考えてはいます。たぶん毎年考えるだけは考えているはずです。

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